コラム
脱毛で起こり得るトラブルとは?
レーザー脱毛で起こり得る皮膚トラブルについて
レーザー脱毛機器の歴史はまだ20年未満と浅く、しかしながら毎年どこかのメーカーで新機種が発表されるなど、より効果的かつ安全性を求めて、日々進歩しています。
当院でも非常に安全で効果の高い機器を使用していますが、熱傷のリスクを完全に抑えることはできません。
それがゆえ、医療レーザー脱毛は医療機関でしか行えないのです。また、専門医がいる医療機関での施術をお勧めしております。
小幡医院では、最新機器を使用し、トラブルが起こらないように最善の努力をしておりますが、万一起こってしまった場合にも迅速かつ適切に対応致します。
1. 赤みやヒリヒリ感
レーザー照射を受けた部位は、軽度の熱傷状態となり赤みが出ます。
毛穴にかさぶたができることもありますが、これは正常な反応ですので心配いりません。
ヒリヒリした痛みを伴う場合は、炎症止めの塗り薬をご使用ください。
また、お肌が乾燥していると熱を感じやすく赤みが出やすいため、照射前後はしっかり保湿ケアをしてください。
2. 毛のう炎(もうのうえん)
レーザーの照射によって、一時的に毛穴の中に反応した毛や皮脂が残るため、炎症が起こり、まれに毛のう炎になる場合があります。 レーザー照射による毛のう炎は、一時的なものなので、1~2週間程度で自然に治癒しますが、数日経過しても改善傾向がみられない場合は、医師にご相談下さい。
3. 炎症、むくみ
ピンク色の炎症性浮腫が起こる場合があります。医療レーザー脱毛の経過で起こるものです。
照射を受けた毛穴周囲の皮膚の炎症によるもので、1-2日で治りますのでご安心ください。
4. やけど
レーザー脱毛でのやけどの危険性はゼロではありません。特に急激に日焼けして色調が濃くなった肌で発生しやすいです。
一人ひとり異なる肌質や体質、季節による肌の色調の変化、また毛量や毛の濃さに対して最適なレーザーの照射出力を見極めることが重要です。
小幡医院では、施術を行う正看護師にしっかりとした研修を行い、皮膚トラブルが起こらないように日々スキルアップを図っております。
また、万一起こってしまった場合には専門医師である院長が迅速に対応いたしますのでご安心ください。
また、以下の肌質の方はやけどが起こる可能性が高くなりますので、スタッフにご相談ください。
- 極端な日焼けをされている方(出力を抑えるか、レーザーのタイプを変更します)
- もともとの肌の色が濃い方(出力を抑えるか、レーザーのタイプを変更します)
- 極端な乾燥肌の方(炎症止めのローションを2-3日塗布していただきます)
5. 色素沈着
照射後1ヶ月程度は、強い日焼けや摩擦などの皮膚への刺激で一時的にシミのような色素沈着が残る場合があります。脱毛期間中は、必ず日焼け止めを使用し、過度の日焼けや強い刺激(ゴシゴシと体を洗うなど)は避けてください。
小幡医院では、皮膚トラブルが発生しても責任を持って対応させていただきます。
ご不明点やご不安なことがございましたら、いつでもスタッフにお尋ね下さい。