炎症性のニキビや、思春期のニキビには保険治療で使えるで効果の高い外用薬がいくつか開発されています。

基本的にニキビ治療とは、今現在悩んでいる赤いニキビを治すだけでなく、その後に発生するニキビ跡を残さないこと、そして、またニキビを繰り返えしてしまわないような肌質へと改善していくといった、それぞれの状態に合わせて、複合的ににアプローチしていきます。

たかがニキビ、されどニキビ。治療が意外と簡単だったり、すごくしつこくて難しかったり。ニキビ治療は本当に奥が深いと思います。

ニキビは陥凹性瘢痕、炎症性瘢痕、毛嚢炎、のう腫、色素沈着、シミ、等々、さまざまな皮膚トラブルを含んでいます。

ニキビ内服治療

抗生剤、ビタミン類、整腸剤などを症状に合わせて処方しています。

ときどき漢方

漢方は、10年位前までは何種類か組み合わせて、よく使っていましたが、最近は私自身は使わなくなりました。おそらく、ディフェリンゲルが出てからはほとんど使っていません。とくに必要性を感じなくなったから使わなくなっただけですので、過去使用して調子が良かった等、ご希望があれば処方しています。

ニキビ外用治療

ディフェリンゲル+抗生剤外用薬で主に治療しています。

きちんと使っていただければ、ほとんどのニキビはこれで改善します。

デュアックゲル

デュアックゲルをニキビのひどい初期段階で使うと改善が早い印象です。デュアックを3ヶ月程度使用し、その後、ディフェリンに切り替えます。

その他、自費になりますが、アゼライン酸なども置いています。

ニキビ光線療法(アイクリア)

ニキビに効果のあるブルーライトを含む広波長域の光を照射する治療法です。

ニキビには唯一、保険の効く光線療法です。およそ15-20分くらいかかります。

一回ではなかなか効いたかどうかわかりませんが、6回以上するとかなり効いてきます。1クール8回です。週2回でおよそ1ヶ月間という計算です。

特に痛みも無く、気持ちいいとのことで、また、よく効くので好評です。

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