なんらかの原因で、目を開けようとすると、まぶたを閉じる筋肉がけいれんして思うように目が開かなかったり、痙攣する症状です。

治療

1. ボトックス注射

筋肉の動きを止めるボトックスを注射することで痙攣している筋肉の異常な動きを緩和する方法です。かなり動きを緩和できることも多いですが、常に神経から強い信号が出て筋力が強くなっている状態ですので、完全に停止させるというのは難しいです。ほとんどの方に効果が出ますが、中には思ったほど効果が出ない方もいらっしゃいます。

2. 眼輪筋手術

異常な動きをする眼輪筋の一部を切除し、動きを制限するように形成する手術です。効果は出しやすいですが、それでもすべての眼輪筋を切除するわけにはいきませんので、眼輪筋が残存しており、神経からの信号自体を止めているわけではないので、中には、ボトックス注射と同じく完全に眼輪筋の動きが止まらないこともあります。ボトックスと併用する場合もあります。

上記は眼輪筋手術をした例です。目は開けやすくなり、静止画像では効果が出ているように見えますが、痙攣自体は少し残存しています。日常生活は改善していますが、何かの拍子に痙攣が少し出ます。