ほくろ(色素性母斑)について
皮膚良性腫瘍の切除のご相談の中で、おそらく最も多い疾患であると思います。毎日のように手術を行っています。
治療法について
紡錘形に単純切除、くりぬき法、炭酸ガスレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザーから最適な方法を選んで治療しています。
最もきれいに治り、負担の少ない治療を選択します。もしそれでも跡が残るようなら各種レーザーを用いて傷をさらに目立たなくすることも可能です。
方法の選択は、部位、大きさ、方向、を考慮して、最適な治療を選択します。
場合によっては、傷の長さを短くするために、分割切除という、複数回に分けて切除する方法を選択する場合もあります。
どちらにしても、診察をさせていただいて、検討させていただいています。
上の写真のような生まれつきの大きなホクロ(巨大先天性色素性母斑)に関しては、悪性化の可能性がありますので、切除をした方が良いとされています。
1回で皮膚が寄らない場合や、1回で取ると傷が長くなってしまう場合は、分割切除という方法を行います。1回目を切除後に、皮膚が伸びるまで待ってから2回目を切除するという方法です。
炭酸ガスレーザーについて(自費治療)
当院では、フラクショナル機能とスキャニング機能を搭載した最新の炭酸ガスレーザー、CO2RE(コア)で治療を行っています。
何でもレーザーが優れているというわけではありませんが、この炭酸ガスレーザーの機能は素晴らしく、治療の幅がずいぶん広がりました。
炭酸ガスレーザー治療は自費治療になります。予めご了承ください。