2023/08/04

Vビームのダウンタイムについて

Vビーム治療のダウンタイムについて詳しくご説明いたします。

Vビーム治療では、照射の強さによって出る症状が異なります。特にVビーム2では、従来のVビームよりもレーザーをより細かく分割して照射するため、紫斑(赤紫色の内出血斑)が以前よりも出にくくなりました。近年の進化により、以前にダウンタイムが気になった方でも、再度試す価値がある治療法となっています。

Vビーム治療後に出る主な症状は以下の通りです。

1.赤み
治療当日のみに現れる症状で、皮膚表面が軽度の炎症を起こすためです。通常は数時間から2日程度で消失します。

2.むくみ
特にほほの毛細血管拡張症の症状が強い患者様に照射した場合に出やすく、赤みと同様にレーザーの影響で皮膚が炎症を起こしてむくみます。通常は2日以内にひくことが多いですが、個人差によっては2週間ほど持続する場合もあります。たいていの場合、他人からは腫れやむくみは気付かない程度で、ご本人が腫れ感・むくみを強く感じるといったことが多いです。

3.内出血(紫斑)
Vビームにより皮膚表面の毛細血管が壊れることで、紫色の内出血を引き起こします。打撲の内出血と似た現象です。通常は治療直後から1~2週間程度でひいていくことが一般的です。

赤ら顔のように顔全体に弱く照射した場合は内出血は出ないことがほとんどですが、局所の毛細血管拡張や赤あざなどに強くVビームを打った場合には内出血が強く出ることがあります。これらの症状には内出血が出る程度の強さで打つことが効果を高めるため、最初に患者様に詳細な説明を行った上で治療を進めています。

Vビーム治療後のアフターケアは、特に制限はありません。お化粧、洗顔、運動、入浴などは通常通り行っていただいて問題ありません。赤みの治療の場合は、カサブタなどができることはありません。ただし、脂漏性角化症や尋常性イボの治療などでは、カサブタができます。

個人差によって、同じ強さであっても内出血の出方に違いが見られます。皮膚の薄さや年齢、症状の強さなど、様々な要因が影響します。ですので、ダウンタイムが気になる場合は、紫斑(赤紫色の内出血斑)がほとんど出ない弱めの出力で治療を重ねる方法もあります。
治療の強さは、事前にカウンセラー・専門医と相談し、最適な調節を行いますので、お気軽にご相談ください。

症状によってはダウンタイムが強く出てしまうなど治療強度の調整が難しい部分もありますが、20年以上の治療経験から、Vビームで悪化するという経験はありませんので、紫斑というダウンタイムを乗り越えた先には、必ず改善があると自信をもって言えますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

⇒Vbeam2のページへ

新着記事